Bromptonのチューンナップで定番の、BB交換をやってみました。ポンコツな自分でも気づく回転の軽さです!
なんでわざわざ交換するのか?
Bromptonは改造して乗られてる方もたくさんいますね。私はBromptonの設計の完成度の高さも気に入っているので、あまりいじる気はありませんでした。特に自分の使い方では、変速は純正の2速で十分と思ってます。
ただそんな場合でも(だからこそ)、回転系のチューンナップは地味に効いてきますよね。
Brompton関連のブログを見ても、BBをタンゲの物に交換している方が結構います。評判も良いようなので、ウチの子のも交換することにしました。
BB軸長選びが最大の問題
とりあえず面倒だったら軸長は113mmか118mmでいいですよー。
Brompton S2Lの純正54Tなら113mmでつきました。(50Tでもギリギリセーフとの未確認情報) 118mmも干渉はしないでしょう。ただ、内装変速モデルなどチェーンリングが小さい場合(44T, 46T等は、113mmだとフレームに干渉する可能性があるようです。
Btompton純正BBのサイズは 68-118 (?)ですが、BB軸テーパーはISO規格だそうです。シマノ、タンゲはJIS規格なので、タンゲのBBに純正クランクを付けるとテーパー角度が合わないので純正クランクが2mmほど外に出るそうです。
実用上はほぼ影響ないようですが、これを考慮してBB軸長を選ぶ必要があります。私は113mmにしました。
[追記]
2013年以降、純正クランクの規格が変わったそうです。チェーンリングの固定方法もBB軸のテーパー角度も、一般的なロードバイクと同じになったようですね。「2mm外に出る」とかいうイレギュラーがなくなったので、検討しやすいですね。
年式 | クランク構造 | BB軸のテーパー |
2012年以前 | チェーンリングがクランクに固定 | ISO |
2013年以降 | スパイダーアーム式 (ロードバイク等と同じ) |
JIS |
軸長113mm にした場合はクランクが内側に寄るので、下記のようにフレームとの隙間が減ります。これでも3mmくらいはまだ開いてるので、実用上は問題ないでしょう。(S2Lで54T純正チェーンリングの場合)
ちなみにさらに詰めて110mmのBBを使ってる方もいます。
ちなみに奥さんの通勤車用に シマノのBB-UN26というBBも買ったんですが、手で回すとタンゲのものがするする回るのが分かります。
いざ交換
一般的な工具は記事最後で紹介します。
クランクボルトのキャップをはずします。
クランクボルトをボックスレンチ等で回します。
コッタレスクランク抜きと8mmアーレンキーでクランクを抜きます。
パークツールのBBT-4というカンパ用工具で純正BBを抜きます。この工具はたぶんこの一回しか使わないので、使う方がいたら貸しますよ。(知り合い優先、送料そちら持ち)
はずしたBBシェルの内側はウエスで拭き、薄くグリスを塗っときましょう!
そしていよいよタンゲのBBを挿入。一般的なBB工具でOKです。
あとははずしたクランク一式を元に戻して完成です。
違いはオレでも分かる
Bromptonは通勤に使ってるんですが、変速が2段しかないので毎朝同じ道を同じギアで走ってるんですよね。だからわずかな違いでも気づきやすいです。
例えば普段はトップギアで回し続けるのがちょっとツライ、微妙に緩い上りがあります。ここがBB交換後は難なく回し続けられるようになりました。おかげで道中全体でギアで回せる時間が長くなったはず。また、停止時からの漕ぎだしも軽くなった気がします。感覚ですか表現できないですが、1ヶ月ほど乗った感じでは、明らかに回転が軽くなってますね。
ただし外装2段だからこそ気づいた微妙な差かも・・・内装変速で5速、7速、8速などの方は他の部分の影響が大きそうなので、そこまで違いが分からないかも知れません。
いずれにせよそれほど高い部品ではないので、特にシングルスピードや外装2段のBromptonにお乗りの方に検討してみてはどうでしょうか。
参考サイト
BBT-4以外はLIFUの工具セットに入ってるはずです。
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