これまでにヤスリがけだけで30時間ほど費やした、竹フレーム自転車 自作キットのBamboobee。今回はようやくヤスリがけが終わってアウター受けの接着と、リアブレーキ用の穴を開けていきます。前回までの記事はこちら。
やっとヤスリがけから開放だっ!
というわけで、やっとヤスリがけをあきらめました 終わらせました! これで先に進めるんだぜ。
前回の穴埋め作業のおかげで、だいぶツルンとした表面になりましたよ、ハッハー。
アウターケーブル受けも竹
今回はまずアウターケーブル受けを接着していきます。これも細い竹(直径12mmくらい)なんですよね。6ケ付属しているので、変速やブレーキの仕様に合わせて位置を決めて行きます。
上の写真のように、アウター受けの一部が平面に削ってあるので、フレームの接着面もナイフで少し削って平らにしておきます。
上の写真とは別の場所だけど、削ったのがこれ。幅は10mmくらいにしました。横の黒いのは3Dプリンターで作ったボトルケージ台座ですが、ちょっと問題があったのでまた次の記事で書きますわ。竹の自作ってあまり記事がないので、色々あるよね…
で、この平面部を合わせてエポキシ接着剤でつけていきます。接着剤はフレーム組みのときと同じものです。
6ケ貼ったのがこれ。↓写真手前がダウンチューブで、手の位置がBBシェルです。今回はFDを付けないのでダウンチューブ側はリア変速用1ラインだけでいいんだけど、念のため付けておきました。でもそう言えばこの竹フレーム、太いから普通のFD付かないんだよなー。意味なかったかな〜。あと逆に6ケしか無いので、FDとRDを使う場合はチェーンステイに貼る分は無いです。
リアブレーキ用の穴もちゃんと開いた!
次にキャリパーブレーキ用の穴をあけますよ! ディスク台座付きのキットなのにキャリパーブレーキにするのは、輪行で後輪外すのにディスクブレーキ本体をはずさないいけないのが超めんどいからです。
なので今回はロード用のロングアーチブレーキを付けます。現行商品だと↓これね。
リムとの距離がキモなので、穴位置出しは慎重に。以前の記事で書いたとおり軸間距離は計算で出せます。
・後輪中心とサイドプルブレーキの取り付け中心
= 後輪のETRTO半径+ブレーキアーム長
ETRTOはリムサイズの規格で、タイヤのビード径だそうです。今回は700Cの後輪なので、ETRTOサイズは622で半径は311mm。
ロングアーチのブレーキアーム長は57mmですが、47mm〜57mmでブレーキシュー位置を調整出来るので中心の52mmとして計算します。311+52 = 363 mmが求める軸間距離です。実際にはナット締めのリアハブ軸をずらしてチェーンテンションを調整するので、365mmで治具(四角い木の棒)を作って穴を開けました。結果問題なく組めたけど、少し遠かったので363mmでも良かったかも。穴径は6mmで。
あとリアハブからの距離の事ばかり書いたけど、車体のセンターに開けるのも大事です。治具の木が曲がって無いことを確認し、リア軸代わりの全ネジに直角に締め付けます。リアエンド間の中心に慎重に取り付けます。
このくだり、読んでて面白く無いかもしれないけど、自分が2台目を組むときに超重要なので細かく書いてみました。(オレ得) こういう作業系ブログは自分の外部記憶装置なので、後でオレ様助かる超ステキ記事。
そんなわけで今回はここまで。次回は3Dプリントしたボトルケージ台座がイマイチでやり直した話かと。
次の記事↓