• このエントリーをはてなブックマークに追加

3Dプリンター Makerbot Replicator 2Xのノズル交換、デュアルヘッドのノズルのレベル調整

Makerbot Replicator 2Xのノズル交換をしたので、メモがてら分解・交換の方法を紹介しますね。写真盛りだくさんでお送りします! なお交換後は保障が受けられなくなる場合があるので、交換は自己責任で。

2015-03-31 09.51.26

正規代理店の修理価格は?

そもそも自分でノズル交換をしようと思ったのは、ノズルづまりが2回目だったからです。

職場用ということもあり前回は国内正規代理店に依頼したのですが、ノズル代¥15,000+技術料¥30,000+送料\3,000の¥48,000(税別)もかかってしまいました・・・交換の手間を考えるとある程度費用がかかってしまうのはしかたないですが、あれから3ヶ月も経ってないのでさすがにね、部長にね、請求書を回しにくいじゃん?(笑)・・・あと修理の間に2週間使えなくなるのも痛いです。

2015-06-019-2

ついでに言うと海外製の3Dプリンターは「正規代理店があると安心」だけど、正規のサービスには相応の費用が必要です。だから3Dプリンターはやっぱり自分である程度は分解調整ができるといいっすよ。個人輸入だと最初から全て自己責任だけど。

参次元工房のノズル購入

というわけで今回は社外品のノズルを購入してみました。¥1,490+送料¥500とお手頃ですね。白黒ですが交換方法の説明書も付いてきます。

じつはこのノズルのメーカー、自転車通勤の時に前を通る事もありました。

おかげで午前中に発注したら当日の夕方に届きましたよ! これは便利、すごいぞレターパック。

2015-03-31 09.41.16

ノーブランドのものをAmazonで見つけました。

まずはヘッド部分の分解

今回は左のノズルを交換しますよー。まずはファンを止めてるネジ2本を外します。

2015-03-31 09.43.16

ちなみに付属の六角レンチよりも、ラチェットドライバーを使うと楽ですよ。

ファンが外れました!

2015-03-31 09.45.52

次はモーターを持ち上げてコネクターを外します。

2015-03-31 09.46.04

せっかくなのでモーターを外したら、ドライブギア部分を歯ブラシなどで掃除しときましょ。

2015-03-31 09.46.48

いよいよノズルユニットをばらすぜ。2.5mmの六角レンチでこの裏側のイモネジを少しゆるめます。完全にはずさなくても大丈夫です。

2015-03-31 09.49.37

アルミブロックの溝からセンサーのコードを引き出します。

2015-03-31 09.50.57

そうするとノズルユニットが下に引き出せます。スポッ。

2015-03-31 09.51.26

ちょっと抜いたところ。

2015-03-31 09.51.52

下から覗いたところ。左の焦げてるほうが今回ノズル交換する方です。今度はこのイモネジをゆるめます。ちなみに右の白いキレイな方は、前回代理店に交換してもらったほうです。

2015-03-31 09.57.34

1.5mmの六角レンチを矢印の向きに回してゆるめます。このネジも完全に抜かなくてOK。むしろ抜いちゃダメ!

2015-03-31 09.58.38

そうすると焦げた陶器製のカバーからカートリッジヒーターが抜けます。

2015-03-31 09.59.20

まだ読んでくれてる人いる? ありがとう、じゃあ続けます。ナットを緩めるのでちっこいスパナを用意します。5.5mmと7mmね。

2015-03-31 10.08.30

次は温度センサー。ちょっと固いけど折らないように慎重に5.5mmスパナで外します。

2015-03-31 10.14.37

センサーは外しにくいので、いったんノズルユニットを引き抜きます。

2015-03-31 10.15.44

センサーをさらにゆるめてはずします。

2015-03-31 10.16.42

ようやくノズルユニットが外れました。ちなみに代理店に交換依頼した時は、このノズルユニットごと交換したようです。それで¥15,000なわけですか。

2015-03-31 10.20.27

今度はノズルユニットからソケットレンチ等でノズルを外します。陶器製のカバーが割れてしまった・・

2015-03-31 10.32.08

あ、そうそう、このノズルは焼いてがっちりはめ込んだ上にスキマに樹脂が入り込んでるので、ただ回しただけだと外れません。加熱するとノズルとアルミブロックの間に隙間が出来るので、簡単に外せます。

私はライターで数十秒~数分炙りました。

2015-03-31 10.51.34

左からノズルユニット本体、新品ノズル、詰まった古いノズル、シャフト。

2015-03-31 10.55.26

新品ノズルを入れました。

2015-03-31 10.56.45

美しく金色に輝く新品ノズル。でもすぐに黒くなるけどなっ。

2015-03-31 10.56.51

分解とは逆の手順で元に戻します。いやー、次にまたノズル交換するためとはいえ、書くの面倒だったな・・・

さて、元に戻したらノズルのレベル調整が必要です。Replicator 2Xはデュアルヘッドなので、2本のノズルの高さを合わせる必要があります。

でも取説には調整方法が書いてないんですよね。なので以下は自己流の方法です。

ノズルユニットは完全には固定せず、交換していない方より少し高めしておきます。

2015-03-31 09.49.37

ユーティリティメニューから毎度おなじみ Level Build Plate を選びます。

2015-03-31 14.52.24

そうすると数クリック後にヘッドがビルドプレート中央奥に移動し、ノズル先端がビルドプレート接触します。いつもの紙をはさんで。

ここで! 交換した方の固定ネジをゆるめてビルドプレートに接触させます。そうするとビルドプレートを基準に、左右のノズルがほぼ同じ高さになったことになりますよね?

そして再度ノズルユニットを固定します。ノズルの高さ微調整が出来ないのでこんな方法でレベル調整してみました。

2015-03-31 14.54.09

というわけで無事に交換完了! 出力もキレイです。いやー、なおって良かった良かった。

交換作業はめんどくさいけど、これからは自分でノズル交換できそうです。

冷却ファン交換方法はこちら↓

3Dプリンター Makerbot Replicator 2Xの冷却ファン交換
Makerbot Replicator 2Xのノズル交換について以前紹介しましたが、ヘッドの冷却ファンも交換しました。ノズル交換よりずっと簡...
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください