実物はもちろん、ネットの記事でもあまり見かけないFLASHFORGEというブランドの3Dプリンター。そんなFLASHFORGEのDreamerという機種を、Maker Faire Tokyoというイベントで見かけたのでレポートします。
FLASHFORGEとは?
FLASHFORGEは2011年創業の中国メーカーのブランドです。公式英語サイトだけでなく日本語の公式サイトもありますね。あまり話題になることは無いですが、現行4機種の3Dプリンターだけでなく、3Dスキャナーやフィラメントも多数扱ってるそうです。
公式サイトによると3Dプリンターは月産5,000台、フィラメントは月産20,000本出荷しているそうです。2013年に聞いたMakerbotの出荷台数は月産2,000台なので結構な量ですね!
最初にAmazonで見たのは、Creater ProというMakerbot Replicatorの互換機でした。
互換機なので安直にマネした(失礼)のかと思いきや、米国のAmazon.comのレビューを見てみると400以上もレビューがあるのに、4.5点と高評価。ほほう、これはなかなかいいものかもしれん。
エントリーモデルのDreamer
そんなわけで前フリが長くなったけど、今回見たのは同社のエントリーモデルのDreamerです。デュアルヘッド、加熱式テーブルを装備で¥145,800とお手頃感ありますね。こちらのレビューも悪くない感じです。
本体はダヴィンチのようにプラスチック製で、右側にUSBケーブルやSDカードスロットがあります。
フィラメントリールは内部に収納されるので、コンパクトに設置できそうですね。
造形サイズはW230×D150×H140mmと大きめ。造形テーブルの調整は写真中央のネジ(と奥にあと2本あるはず)を回して行うようです。
ヘッド部分は正面の2つファンの他に、左側にも造形物の冷却用ファンがついてます。ヘッドにファンが3つ付いてるのは珍しいかも。
なんとカラー液晶タッチパネル付き! しかも日本語化されてるし。
サンプルの写真はすんません、あまり撮れてない上に分かりにくい・・・
頭の球面とかけっこうキレイに出てそうですね。材料はABSとPLAが用意されてます。
部品の入手もネットで!
3Dプリンターを長く使ってると部品交換などが必要ですが、FLASHFORGEは公式オンラインショップで様々な部品が入手できるようです。これは頼りになりますねー。ウチのUltimakerの部品をいままさに代理店経由で頼んでるんだけど、もう2ヶ月経つんだぜ・・・
そんなわけであまり見慣れないブランドだったけど、調べてみたらなかなか良さそうですね。価格も手頃だし今後は日本でもメジャーになるかも。