みんな大好き消せるインクのフリクションボール。フリクションの万年筆もあったらいいな・・・ということで、万年筆にフリクションのインクを詰める実験をしてみました。
なぜ万年筆にしたいか
やっぱり書き味が滑らかだから。ボールペンみたいにダマも出来ないので、たくさん長文書くときにはいいですよ。あと書き方で線の太さが変わり、表情が出るのも好きだからですね。というわけで、万年筆の書き味でフリクションの利便性があったら良さそうじゃないですかー。なんで無いんですかー。無ければ作るのが自作派のさだめ。
用意したもの
(1) 万年筆 今回はLAMY アルスター
万年筆はコンバーターでインクが吸えるヤツならなんでもいいんですが、今回はLAMYのアルスターがちょうどインク切れになったので使ってみました。ちなみにペン先はF(細字)を使用。どっちかというとインクドバドバ系のM(中字)が割と好きだけど。
ボディが樹脂製のサファリのがだいぶお手頃です。
(2) LAMY用コンバーター
サファリ/アルスターはカートリッジ式のインクなんですが、コンバーターを使うと好きな色のインクを吸入することが出来ます。
3Dプリンター製アダプター
今回はフリクションのリフィルをアルスターの先端に接続して、直接インクを吸い取る方法を試してみました。
なのでリフィルとアルスター先端を接続するアダプターを、3Dプリンターで作りましたよ! 下図の上側にアルスター、下側にリフィルがささります。
出力したものがこれ。実はもう1個はペリカーノ・ジュニア用だったりするのは内緒なんだぜ。
まずは万年筆のペン先と一緒に入浴して、はぁはぁ言いながら洗います。うそ。新品でチャレンジするときは洗わなくてもいいです。もちろんはぁはぁしなくてもいいです。
乾燥させたらコンバーターをさします。写真のとおり万年筆をいじるとどうしても手が汚れますよね・・・これもフリクションのインクだったら、加熱すれば消えるはず! 熱いけど!
3Dプリンター製のアダプターからインク漏れしないように、ポリ袋にパンチで穴を開けてパッキン代わりにします。
ちなみにポリ袋は紙で挟むとパンチで穴を開けやすくなります。この豆知識は再び人類の役に立つときが来るのだろうか・・・
おもむろにアダプターにズポッ。
次はフリクションのリフィルの出番ですねー。
無慈悲にも先端をラジオペンチで引っこ抜きます。
アダプターの反対側に挿します。
アダプターにセットしたら、リフィルの反対側のキャップをとって空気が入りやすくします。
コンバーターのツマミを回してインク吸入開始! さぁ吸え。もっと吸え。吸うんだあぁぁぁ。
限界まで吸ったらペン先を引き抜くと・・・
結構インクでデロデロですねー。インクの粘性がおもったより高いなぁ。薄めた方が良かったかも。リフィルの半分も吸ってないぞ。
ありゃー、インクがねっとりしすぎてるのか、インクが出てくれないですね。かすれてしまってキレイに書けません。他にもフリクション万年筆にチャレンジされている方がいますが、こちらではインクを少し薄めてるようですね。
今回はちょっと思ったとおりにいかなかったので、インクやペンの太さを検討してまた試してみたいですね。
まずは洗わないと。
というわけでLAMYちゃんとお風呂入ってきまーす。はぁはぁ。