みなさん、リカンベント乗ってますかー。・・・乗ってないすか。ウチの子はしばらく乗ってなかったら、いつの間にか樹脂部品が割れてるじゃないか。せっかく3Dプリンターがあるので、代替部品を作ってみました。
アイドラーが割れてる…
こちらが9年位前から乗ってるリカンベントのVolae(ボレー)です。一時期は毎日往復45kmの通勤で、週に230kmほど乗ることもありました。そんなに乗ってた時期もあったよね…
久々に乗ろうとバイクラックから取り出そうとすると…
アイドラーに亀裂がっ。まぁ、近所走るくらいなら大丈夫かなと思ったら・・・
パリンと割れてしまいましたよ。こっぱみじんこですよ。マジスカ。
これ、ありがたい事に米国のHostel Shoppeから部品単体で取り寄せ出来るんですけど、出来るんですけど・・・・あれ? いつの間にか米国以外への発送が無くなってるような? あとで問い合わせるとして、やはり自分で作りますか。
たまにはデータを作る手順でも載せてみます。まずパーツの残骸から採寸してモデリングします。断面を半分描いて回転します。
回転して出来た形状をミラーコピーします。
真ん中にベアリングのための穴を開けます。
ただの穴だとベアリングとのスキマ調整が難しいので、内側に突起を6つ付けてみました。
チェーンと当たる外径の凹んだ面は、純正パーツだとただの円筒ですね。今回はチェーンの形に合わせて凹ましたバージョンも作ってみました。チェーンが滑るのを防ぐ目的だけど、効果はどうかな?
チェーンの規格寸法はこのへんに載ってます。10速用とか11速用はこの規格表とチェーン幅が異なりますが、今回はピッチやローラー外径がわかればいいので大丈夫。このくらいの3Dデータだったら5分とか10分とかそんなもんです。
というわけで、出力過程は撮影してなかったので、いきなり完成品でスマン。材質はABS樹脂です。ぎっちり樹脂を詰めて造形時間は2ケで90分くらいだったかな? スピード重視で荒く出してるので早めです。
サポート部分を切り離したところで、左が溝付き、右が純正と同形状です。
ベアリングを入れる部分はこんな感じ。
ベアリングを入れてみましたが、手では奥まで入りません。
写真多いな、今日の記事。んで、テキトーな工具をかましてバイスで圧入します。
店長、ベアリング入りまーす
取り付け用のボルトに組み付けたよ!
で、車体に戻してみました。
チェーンをかけるとこんな感じ。
手で回してみたところ、溝のピッチが完全に合ってないのか、あるいは構造上チェーンが斜めに当たるためか、ときどきカツッとチェーンが滑る音が聞こえますね。走ったらどうだろう。
とりあえず直ったようなので、今度試走してみますわ〜。
コメント
[…] 作ってみました。 アイドラーが割れてる…うっきーのヤスリがけ日記 3Dプリンター(Ultimaker, idbox!)、自転車(Brompton, BikeFriday, リカンベント)、英会話など。今日も何か作…[続きを読む] […]
[…] リカンベントの壊れた部品を3Dプリンターで再生したよ! – うっきーのヤスリがけ日記 […]