Airwolfと聞くと黒いヘリとともにあのテーマ曲が思い浮かぶ、おっさんのみなさんこんにちは。今回は多彩な材料に対応した3Dプリンター、Airwolf HD2xを紹介します。
Airwolfとは?
カリフォルニアに拠点を置く3Dプリンターブランドで、$2,000-$4,000程度の比較的高めな製品を扱うブランドです。公式サイトはこちら。アメリカではAmazon.comなどで、日本では日本バイナリーが取り扱ってます。残念ながら同社サイトにはHD2xの価格は載ってないようですが、他機種と比較すると40〜50万円でしょうか。
25種類以上の材料に対応
Airwolf HD2xの特徴は、なんといっても高温対応のデュアルヘッドであること。高温対応のヘッドは315℃までの加熱に対応しているので、ナイロンやポリカーボネートなど融点の高い樹脂が使えます。その数なんと25種類以上。ちなみに材料径は2.85mm(3mm)と普通より太いものが使われています。
もちろんヒーテッドベッド搭載です。造形サイズは279.4 x 203.2 x 304.8 mmとかなり大きめ。ちなみに展示品の動作デモはやってませんでした。
デュアルヘッドなので材料が両サイドに付きます。保温用のカバー等は無いようです。
アクリル板を3Dプリントされたパーツでつなぐ構造になってます。
ボーデン式と呼ばれるプリントヘッドにエクストルーダー(材料送り出す部分)が乗らないタイプ。背面にエクストルーダーが搭載されていてますね。UltimakerやBS01などと同じです。
こちらは木材系の材料を使ったとみられるサンプル。
こちらはブロンズ風の材料を使ったサンプル。
磨くと金属光沢が出ます。
使いたい材料が入手できるなら、あるいは…
いままで紹介してきた3Dプリンターと違って、特殊な材料が使えるのが一番の魅力ですね。だけど日本バイナリーのサイトを見ても、具体的にどういう材料が使えるかよく分からないんですよね。米Amazon.comでも結局PLAとABSしか扱ってないようだし。
しかもフィラメント径が2.85mmってのも、入手のハードルをぶち上げてますね。ウチのUltimakerもそうだけど、1.75mm以外のフィラメントってあまり売ってなくてホント困ります。
というわけで、機能性部品を作るのには良さそうなスペックなんだけど、それを活かしきれてなさそう印象ですね。それが払拭できるような展開を期待しております。
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