意味不明のタイトルがすでに若干ネタバレ気味ですが、みなさんごきげんよう。ちょっと前にスミソニアン博物館の収蔵品の一部が、3Dデータとして公開されたと話題になりました。そのデータを実際に3Dプリンターで出力したら、思いがけない活用法に発展しました。
収蔵品の3Dスキャンデータ
米国のスミソニアン博物館では収蔵品の3Dデータ化プロジェクトが進められており、その中のごく一部がwebで公開されました。ブラウザ上で3Dモデルをぐいんぐいん動かせるほか、3Dプリンターで出力可能なデータが公開されています。
3Dプリントしてみた
どのデータを出力しようか割とネガティブな意味で迷うラインナップのなかからリンカーンをチョイス。ダウンロードしたデータはSTL形式としては割りとデカめ190MB。さすが、収蔵品をすべてデジタル化しようという学術的なプロジェクトだけあって、データの情報量に驚きます。テキトーなサイズで出力してみましたが、頬のしわやあごひげのラインなどかなり精細でとてもリアルなオブジェクトができあがりました。
リアルなリンカーン先生の使い道
最初はただのテストプリントのつもりだったんだけど、あまりにも精細なので何かに使ってみたくなりました。
ということで、まずはコレ。
・・・うーむ、なぜか脇腹が痛いですが、「人民の、人民による、人民のための政治」と「私はお金で動く」というそれぞれの名言のギャップを具現化したような存在感。いやむしろ、そのギャップに萌えるとも言えるでしょう。・・・あれ? みんなちゃんと付いてきてる?
ま、それはともかく、次に思いついたのが、これ。
サイズ的に自転車のヘッドバッジにいいよな、・・・う、うん。ハマーやシボレーなどの自動車ブランドの自転車ありますよね。鼻先に豹が付いたジャガーブランドの自転車もたまに見かけますが、ヘッドチューブにリンカーンのヘッドを付けたリンカーン自転車はまだ見たことがありません。なんてアバンギャルドなんでしょう。神奈川県の東林間から中央林間を通り抜け、南林間あたりまで疾走したい衝動に駆られます。
不思議なもので最初はこれどう使おうか? と戸惑っていましたが、精密に出力されたリンカーン先生を見ているとだんだんと愛着がわいてきます。もう、オレのハート鷲掴み。そんな自慢のリンカーン先生ですが、夜間走行では目立たないじゃないですか。それじゃさびしいってことで、・・・・・光らせてみました。
おおおっ、神々しく輝くリンカーン先生!! きっとこれは先生のご威光のたまものであって、ヘアスタイルとは1ミリグラムも関係ないことでしょう。先生が神々しく点滅する姿はなかなか荘厳です。(↓点滅動画あり)
スミソニアンでは教育目的でデータ公開しているそうですが、この記事がどこかの学生の目にとまったときに、博物館の収蔵品や3Dプリンティングに興味を持ってもらえたら幸いです。なのでもし 何かの事故 偶然 関係者の方がご覧になったら、寛大に笑って済ませていただけるとありがたいです。マジデマジデ。