3Dプリンターの調子が悪くなると朝から気分がブルーになるみなさん、こんにちわ。最近国内のAmazonで3Dプリンターの材料(フィラメント)が買えるようになったので、試しに買ってみました。なかなかいいですよ。
3mmフィラメントも売ってるぞ
3Dプリントするには当然材料となるフィラメントが必要なんですが、Ultimaker純正品をオランダから個人輸入すると送料が高く付いてしまいます。以前部品と一緒に3本ほど購入したことがあるのですが、送料を加味すると1本4,500~5,000円くらいかかってた気がします。
フィラメントはPLA樹脂、ABS樹脂という材料の違いだけでなく、直径が1.75mmか3mmかという違いがあります。1.75mmが割と一般的なんですが、Ultimakerで使えるのは3mmです。ところが最近、Amazonでも3mmフィラメントを出品する業者が出てきました。しかも色数がそこそこ選べたりするので、PLA樹脂のものを何色か買ってみました。
リールサイズの違いに注意
私が買ったのはUmemoto LLP (梅本有限責任事業組合)という業者が出品している物です。1本1kg \3,250とお手頃。Amazonプライム対応なので、注文翌日に届きました。なんて便利な!
Amaonでは他にもいくつかの業者が3mmフィラメントを販売してるようです。サインマートの方が価格は安いのですが、リールが紙製ということで避けました。紙製リールは端が折れてフィラメントがほどける事があるそうです。
で、届いたUmemotoの3mmフィラメントはこちら。全て樹脂製のリールなんですが、色によってリールのサイズが違いますね(笑) Ultimaker純正とサイズが違うのは仕方ないですが、色で違うとは思ってませんでした。しかも穴径も小さくて(39mmくらいだったっけ?)、Ultimakerのリールホルダーに入りません。でもこれはありふれた問題のようで、Thingiverseで探したらUltimaker用リールの3Dデータがいくつか出てきました。その中で細身そうなこれを選んで付け替えました。ただしこれもイマイチなのでまた別のにするつもりです。
多少の出力設定の調整が必要
各色のテストプリントはUltimaker公式ロボで行ってます。新色を買うとロボがどんどん増えるという・・・ロボで無くてもいいんですけど、同じデータでテストプリントすると条件や特性の違いが分かりやすいので、自分のテスト用のデータを決めておくといいです。
で、テストプリントではうまくいったんですけど、実際の出力になるとスポンジ状にスカスカになってしまう不具合が発生しました。
よく見るとフィラメントの送り出しは問題ないものの、ノズルから十分に出てない様子。試しに温度を標準の220℃から226℃に挙げたら、スムースに出力することが出来ました。ちなみに226℃っていうのは「テキトーにちょっと高め」にしただけで、キリのよい225℃でも大して変わらない気もします。こんな感じで標準品以外を使う場合は、温度や出力スピードなどを調整する必要があります。フィラメントをある程度選べる自由と引き替えなので、この辺は仕方ないですね。逆に純正以外のフィラメントが使用できないCubeは、この辺の調整はいらないですかね?
そんなわけで、今回Amazonで買った3mm PLAフィラメントは、Ultimaker純正品の代わりに十分使えるものでした。できればもっと色の選択肢が増えるといいですね。 ウチのUltimakerがABS樹脂に対応できるようになったら、また試したいと思います。