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3Dプリントしたヨーダが、なんだか横風が強い感じになった


マイ3Dプリンターのツンデレぶりにハート鷲掴みのユーザーのみなさん、こんにちは。今回はUltimakerで一番解決に時間がかかったトラブルを紹介します。ひでぶっ。

ロボがなんかズレてるぞ!

それはUltimakerの入手から間もない2013年夏のこと。自作データのテストがてら、職場デスクでミニ扇風機を載せる台でも作ってみるかと出力してみたときのこと。出力した途端にアームになるスパナ状の部品がどんどん斜めにズレてしまいました。なんすかこれ、使い物にならんがな。

出力速度を変えてみたりしたけど、症状は変わりません。3D-CAD(Solidworks)で自作したデータを出力するのは初めてだったので、ひょっとしてデータ変換に問題があったのか?  試しにUltimaker公式ロボの出力してみるとこれでもズレて歪みます。なんなんすかね、これ。

有名なヨーダでテスト出力すると・・・

今度はレビュー記事でよく使われてるヨーダのデータを、毎度おなじみThingiverseからダウンロード。ところがこれも冒頭の写真の通りなんだか横風が強いかのように歪んで出力されてしまいました。ここまでの出力品をよく見てみると、全て横方向、つまり3DプリンターではX方向にのみズレてるようです。しかもズレ幅にムラがある様子。デジタルな原因ならムラは起こりにくいはず。ということで、今度は機械的なトラブルを疑ってみました。

原因なんて、ささいなものさ

ヘッドを動かすシャフトに引っかかりがあるかと思って、グリスアップしてみましたがコレもダメ。さらにX軸の駆動系を中心にいじくり回していたら・・・
おおっ、ついに原因を発見!!

X軸のモーターにつながってるローラーのネジがゆるんでいて、空回りしていました!

早速アーレンキーで締め直します。ULtimaker付属の工具はドライバーのようなグリップの付いた六角レンチなんですが、これではトルクが余りかけられません。L型のアーレンキーでしっかり締め直しました。もちろん同様の部品もすべて増し締め。するとY軸のモーター取り付けねじもゆるんでるのを見つけました。組み立て式なので、使用中の振動であちこち緩むようですね。

ねじを締め直したら、何事もなかったようにバッチリ出力出来ましたよ!・・・そしてまたロボが増える・・・

ネジを締め直してからすっかり再発はしなくなりましたが、原因が分かるまで三週間くらいかかってしまいました。そのぐらい長く不稼働だったりするとこんなもん買うんじゃ無かった!・・・なんて思いがちでしたが、とにかく解決出来て良かったです。

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