3Dスキャナーの記事を書き疲れたので、ちょっと話題変更。3Dプリンター用に蓄光材料が出てるので、試しに使ってみました。

蓄光の材料が気になる
蓄光というのは、夜に暗くなるとぼんやり光るアレです。非常口の表示とか防災・安全用品で時々使われてますね。
3D systems のCubeに蓄光(glow in the dark)のフィラメントがラインナップされてて気になってましたが、Amazonで売ってる材料でも販売されてます。
我が家でよく使ってるUmemotoのPLAフィラメントにもあるので買ってみました。なお「蛍光」という材料もありますが、web上で見る限りは蛍光ペンのように発色が鮮やかなだけで、暗くなって光るとは書いてないようです。(現物は未確認)
蓄光はそれほど強くない
蓄光材と言っても使い方はいつもどおりで、少なくともうちのUltimakerでは通常と同じ設定で出力しています。
青は若干くすんだ感じの色で、緑は照明下でも蓄光材らしい鮮やかな発色です。

上の写真は撮り方で結構光って見えますが、肉眼だとこんな感じ。青は言われないと蓄光だと分からないかも。

○○○○○○○○を落とせ!
蓄光なので非常口の案内板みたいに、部屋の明かりを消したらぼんやり光るのを期待してました。でも肉眼だとホントうっ…すら光ってるだけなんですよね。持続時間も短いし。こりゃ使いようが無いなー・・・と思ってたんですが。
ところがデジカメで撮影すると結構光って見えるんですよね。最初はiPhoneで撮ってたから気づかなかったんですが。
そうか! ということで、シャッタースピードを落として試してみました。被写体は再びあの大統領です。
まずは蛍光灯下での通常撮影。

照明を消すとこんな感じ。ちなみにシャッタースピードは1/3秒。

おおっ、かなり光ってる! この間とは違う意味で光る大統領だ!! さらにもうちょっと落とすと・・・

まわりも妖しい色に変わってきました。闇夜に浮かぶ光る大統領ヘッドで子供をビビらせるなら、先ほどくらいの設定が良さそうです。
他にもいろいろ試してみたんですけど、シャッタースピードを1~4秒ほどに落としてやるとよさげでした。ちなみにデジカメは、F1.8の明るいレンズ搭載のフジのコンデジ・XF1
です。このへんの設定はカメラや撮影環境によっても変わってくると思います。
ほかにもUltimakerロボで試すと・・・この中にひとり・・・光るヤツがいます。

おもしろ写真を撮るための材料
ということで、3Dプリンター用の蓄光フィラメントは、「シャッタースピードを落としておもしろ写真を撮るための材料」って考えたら使い道ありそうです。パーティーグッズ、ハロウィン、花火大会、コマ撮りアニメ・・・ちょっとそっち方面の使い道も検討してみますかのー。










