オランダの空の玄関、スキポール空港。その中でスーツケースなど大型の荷物を預けられるコインロッカーと荷物預かり所を紹介します。旅の間の不要な荷物を置いたり、トランジットの待ち時間にアムステルダムを観光するとかに便利です。
一番大きくて確実なのは地下
スキポール空港にはいくつかあるそうですが、数が多くて大物も預けられるのは地下です。
1Fの到着ロビーのArrivals 1とArrivals 2の間に階段とエレベーターがあります。
それ以外にも到着ロビー・出発ロビーともにコインロッカーがあります。場所は公式サイトのマップ参照。
というわけで、空きが見つからないとか何日か預けるなら迷わず地下へ行きましょう。地下へ続くエレベーターはArrivals 1と2の間にあります。
上記の地図の場所に行くと、こんな感じでBaggage lockerと書かれた階段とエレベーターが見つかります。
真ん中にも大きいエレベーターがありますが、これは出発ロビー行きなので乗らないように。↓写真左の小さいほうが地下行きです。
エレベーターを降りると、ステンレスのテーブルやカウンターが正面にあります。ロッカーは数百はあると思うので、一杯で空きがないってことは多分無いでしょう。9年前に来た時はもっと狭くて暗くてあまり居たくない感じでしたが、すっかり綺麗になりました。
サイズと料金
Baggage lockerはサイズが5種類ありますが、XLサイズはこの地下のみにあります。保管できるのは最大で168時間(7日間)まで。それ以上になる場合はBaggage depot (後述)に預けることが出来ます。また支払いはデビットカードまたはクレジットカードのみ。現金で払いたい場合もBaggage depot へどうぞ。
サイズ | 寸法 | 料金(24時間ごと) |
small (S) | 43x34x80cm | EUR 6 |
medium (M) | 58x34x80cm | EUR 7 |
medium plus (M+) | 58x50x80cm | EUR 8 |
large (L) | 90x51x80cm | EUR 9.50 |
extra large (XL) | 120x50x80cm | EUR 11.50 |
Baggage depotは同じ地下にあります。↓この左奥の係員がいるカウンターです。
ロッカーに入らないもの、長期間になるもの(最長1ヶ月)はこちらに預けることが出来ます。最大サイズの見本で自転車用ダンボールケースがあったので、ロードバイクのハードケースとかも預けられそう。サイズをメモっとけばよかったな。オープン時間は 06:00 – 22:00で、それ以外はインターホンで呼び出す必要があるみたい。
最初の7日間 | 24時間ごとにEUR 7 |
8日目以降 | 24時間ごとにEUR 6 |
ロッカーの使い方
続いてBaggage lockerの使い方。今回はXLのロッカーにスーツケースを2本預けました。奥行きはたぶんすべて80cmで、サイズにより高さと幅が異なります。扉横のLEDが緑のところが空いています。
荷物をいれて扉を閉めると、扉横のLEDが緑から赤に変わります。後は液晶パネルの指示に従ってください。といっても、ロッカー番号(扉に貼ってある数字)を入れろとかクレジットカード入れろとかそのくらい。
カードを入れると利用明細いる?と聞いてくるので選びます。
ENTER PINと出たらカードの暗証番号を入れます。
カードの認証ができると扉のロックが掛かって、レシートがびろびろ出て来ます。この時点で最初の24時間分が課金されます。
荷物を受け取るときは、このレシートの6桁のコードを入力するか、バーコードを読み取らせます。万一の紛失に備えてスマホで写真を撮っておきましょう(↓ていう写真がこれなわけよ)。バーコードリーダーはテンキーの少し下にありますが、密着するとなかなか読み取れないので10〜20cm離すといいみたい。
ちなみに私達が受け取りに行った時は、謎のエラーで返却操作がキャンセルされてしまいました。係員を呼んだら裏コードで解錠してくれたので、Baggage depotのカウンターで精算しました。解錠する際に本人確認のためか、ロッカーに入れてあるスーツケースの色を聞かれましたよ、参考までに。
ここで自転車も組んじゃった
我が家はいつもどおりスーツケースにBikeFridayの自転車を詰めてきたので、ここで組み立てちゃいました。テーブルもあって都合がいいしね。係員に注意されるかもと思ったけど、口笛吹きながら横を通りすぎたので全然大丈夫ですよ。たぶん2〜3人くらいで邪魔にならなければいいんじゃないかなぁ。そもそも空港内を自転車を押して入っても何も言われないし。
係員もわりとよく通るし防犯カメラもあるので置き引きリスクは低そうですが、十分注意してください。むしろ忘れ物の方かな、気をつけるのは。余談ですけど自転車バラしてたら、ウチの国にも走るのにいい場所があるぞ!とアイルランド人に声をかけられました。…あれ? アイルランドだったよな?
というわけで、重いスーツケースを置いて空港から自転車旅の開始!
そんなわけでみなさんもスキポール空港のBaggage lockerを有効にお使いくだされ。