さぁ、自作の竹バイクでイベントに出るぜ! 今回は完成した竹フレームバイクで、長野県で行われた第4回wiggle信州聖高原グランフォンドというイベントに参加してきました。かなりキツかった!
第4回wiggle信州聖高原グランフォンド
今回参加した聖高原グランフォンドは長野県の長野市、麻績村、信州新町を走るロングライドイベント。「夏の高原を爽やかサイクリング」とかいう文字列を見た気がして申し込みしたんだけど、70kmで獲得標高1,900mというけっこう走りごたえのあるコースです。普通、爽やかサイクリングに獲得標高書かないよな、フツー。
ちなみに比較的近くで開催されるツール・ド・美ヶ原というヒルクライムレースは、全長21.6kmで標高差1,270mなので、キツさはなんとなく伝わるでしょうか。
なんで申し込んだんだっけなー。我が家はそんなに登りに強くないんだけど。
前日は都内でまさかの仕事
会場の聖高原は長野県の中でも新潟よりで、都心からはクルマで4時間はかかるところです。まぁ開催日の8/28は日曜だし前日移動で楽勝だね・・・と思っていたら、まさかの都心でプチ仕事になってしまいました。
早くても都心を離脱できるのが18:00なので、どう考えても現地着が深夜になってしまいます。でも公式ホテルのシェーンガルデンおみに相談したところ、23時頃の到着でも開けてくださるとのこと! いやー、助かりました。
日比谷の地下に隠しておいたシエンタ(レンタカー)で出発したのが18時。途中豪雨や高速道路の通行止めに会いながら、ホテルに着いたのが23時過ぎ。辺りは街灯もまばらで霧が深く、ホテルの玄関にたどり着くのも手間取りました。まぁでもなんとか着いて良かった…真っ暗なのに脱輪もしなくて良かった…
翌朝。霧は晴れ陰影の深い雲からは朝日が差す。ダイナミックな山並み。ほほう、こういうところだったんですか。
準備を済ませてスタートラインに向かうと、すでに多くの方が並んでました。定員400名に対し出走は80名くらいの様子。我が家の後方には10名程度しかいないので、こんなに参加者を見るのはこれで最後でしょうねーあはははー。そんなこんなで2組に分かれてスタートしました。
翌日に台風接近が予想されていましたが、天気は幸い曇り。雨の心配はあまりないとのことです。日が差して暑いと言うこともないので助かります。
▲白い花はそば畑。あちこちにありました。さすがそば処・信州。
全体から比べたらそれほどアップダウンの無いエリアを小一時間走って、最初のエイドステーションのカフェテラス・モモに到着。野菜やフルーツ、焼きたてのパンなどが豊富に用意されてました。後方からのスタートな上に結構抜かれたので、すでにここには4~5人の方しか残ってませんでした。とりあえずたぶんまだビリじゃないよね?というレベル。
エイドステーションを出ると比較的下り基調の道。でもグルっと回ってまたカフェテラス・モモに戻ってくるんですよね。…ということは登り返すのか。
道の途中にはそば畑だけでなくリンゴもちらほら。
こちらは早めの稲刈り? 棚田もあちこちで見かけました。
そんなこんなで景色はのどかで美しく、クルマも少ない。売り文句どおりにコース上の信号はゼロでとても走りやすいです。ついでに言うと他の参加者は先に行ってしまってるので、道路は貸し切り状態。あるいはカーグラフィックTVの新車インプレッション状態ですな。
ただ登りはかなり厳しく10%前後の坂が続きます。ときおりサポートカーに後ろに付かれながら、なんとか第2エイドのカフェテラス・モモ(2回目)に到着〜。
ここまではなんとかビリでなかったんですが、モモでリタイアする方が何人か居るって言うじゃないですか。再スタートする頃にはオレらビリだよね?って確信しました。まぁ、もともと順位やタイムは気にしてなかったですけどね。
モモ(2回目)のあとは一番きつい峠に向かって傾斜が一段ときつくなりました。たぶん10%越えてるな。最終走者なのでずっとサポートカーが後ろに着いてきます。最後の峠から下るときには、サポートカーと警備員の回収車の計3台をダウンヒル! ちょっとした「ツールで先頭の逃げの選手」気分を味わえましたよ。ほんの5分程度だけどね。まぁ最後尾も走ってみるもんだ。
もうこのあと「キツい」としか書くこと無いんで後半ざっくり端折りますけど、サポートカー付き最終走者で20km以上走って無事に15時半頃にゴールしました。いちおう16時がタイムリミットだけどなんとか間に合った!
最終完走者でしかも竹かよ?! ってことで、ゴール後はいろいろと竹バイクについて質問されました。竹バイクお約束の「要らなくなったら燃やせる」というのも忘れませんがな。
竹ってのもだけど山岳グランフォンドでこんな内装ギア使ってるヤツいないよな。ちなみにこの日の装備重量は、ボトル抜きで13kgあります・・・そりゃキツイよ。でも自作車で乾燥できたんで満足です。でも次はもっと常識的な重さの自転車にしたいなぁ。
そんなわけで竹の自転車でのイベント参加は、色々コミュニケーションが生まれて楽しいですよ。コミュ障には助かります。来年は竹でロードを作って何かもっと上りのマイルドなイベントに出たいです。