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目黒の貸し工房でTIG溶接をしてきた!


目黒の貸し工房、Makers’ BaseのTIG溶接機を使うワークショップに参加してきました。
(TIG溶接というのは電気を使って鉄やアルミを溶接する一般的な方法です)
ちなみに以前の紹介記事はこちら。あ、あと冒頭の写真はTIG溶接でなく、ガス溶接器で鉄を溶断した様子です。念のため。
溶接が出来る目黒の貸し工房を見学してきた
レーザーカッターでアクリル板を切るのが楽しい!!

TIG溶接が出来るワークショップ

Makers’ Baseでは金工、木工など各エリアごとのワークショップを受けると、そのエリアの機械や道具がある程度自由に使うことが出来るようになります。当初から溶接機目当てだったので、TIG溶接が出来る”エントリーワークショップ・金工3“を受けてみました。

私が受けたワークショップは10:00-14:00までの4時間枠(会員\6,300)。特にお昼休みは設けられてないので、そのつもりで。※現在は2時間枠(会員\3,150)になってるようです。

まずは今までの加工の経験や何が作りたいかなど、簡単なアンケートを記入します。このときに「作りたいもの: 自転車」って素直に書いたんですが、スタッフの方に「アルミは溶接出来ないので、自転車は無理ですねー」と、サクッと言われてしまいました…”アルミで”作るとはひとことも言ってないけど、そもそも自転車を自作するとか言う自分の方がちょっとどうかしているので、ここは気にせずサラリと流します。

まずは機械それぞれの説明から

ワークショップの流れは最初にまず、各機械の説明からはじめます。
使える機械とレイアウトはこんな感じ。その他にもガス系の機材とかありました。どちらかというとオブジェのような、アートやデザイン系のものづくり向けな感じです。


TIG溶接機は畳サイズの作業台が用意されてるので、かなりの大物も作れそうです。

試しに何か作ってみよう!

ひと通りの機械の説明や1時間半ほど。その後の時間は試しに何か作ってみましょうタイムになりました。何か作れるとは聞いてましたがノープランだったので、冒頭の自転車モチーフのブックスタンドを作って見ました。材料は用意されてたモノと端材から見繕い、その場でテキトーに原寸図を書いてます。

まずはスタッフの方のアドバイスもあり、その場にあったパイプ状の治具で丸棒をスプリングのように丸めます。

そして一周ごとにカット。万力で挟んで平らにします。

これで車輪部分が出来ました。これを基準にして裏紙にテキトーに原寸図を書いていきます。
フレームなどの直線部は、丸棒をバンドソーで切り出していきます。

溶接機の空き待ちの間にリカンベントも切り出したりして。

そして写真を取れませんでしたが、各部品をTIG溶接をして完成。ふたつ合わせてここまで2時間くらいで出来ました。本当はリカンベントの方も仕上げたかったのですが、昼メシ食わずに14時までやってたのでこの辺までにしておきました。今度仕上げようっと。

溶接の注意点

最後にMakers’ Baseで溶接をするつもりの方へ注意点。
しっかりと溶接したいなら、まずは溶接機メーカーなどの基礎講習を受けるのがオススメです。Makers’ Baseでもスタッフの方からアドバイスはもらえますが、溶接技術を詳しく教えてくれるわけではありません。基礎をどこかでしっかり学んでからMakers’ Baseで練習するのがよいかと。

とTIG溶接をするときは、絶対に肌が露出しないようにしてください。強烈な紫外線で肌がすぐに日焼け(というか火傷レベル)します。私も以前によそで溶接の講習を受けたときに、不注意で手首が焼けてしましました。半日の実習だったのにお風呂に入れられないくらいヒリヒリして大変でした。


 Makers’ BaseのTIG溶接機自体はアルミが溶接できる交流パルス機っぽいですが、基本的に鉄とステンレスだけで使って欲しいそうです。アルミ用の溶接棒が用意されてないのと溶接技術が必要だからだと思われます。

そんなわけで色々書きましたが、使用料を払えばすぐに溶接できる場所ってすごい魅力的です。今年こそは次のフレームを組みたいですな。

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