• このエントリーをはてなブックマークに追加

竹フレーム自転車にヤスリがけをし始めたら全然終わらなかった! Bamboobee 組み立て6回目

竹フレーム自転車 自作キットのBamboobee。接合部の樹脂成形が終わったので、余分な所にヤスリをかけ始めました。…でもまさかとんでもなく時間がかかるとは。

2015-08-02 13.33.20▲全身、粉まみれ

オススメの削り方

2015-08-02 10.26.00

結合部の削り出しはいろいろ試行錯誤しましたが、最終的には下記の方法がベストでした。
・電動ボール盤にフレキシブルシャフトと研磨ディスクで削って荒削り

・細長いペーパーで仕上げ磨き
そこに至るまでにいろいろ試した方法も含めて説明します。

ペーパーがけ

2015-06-27 17.39.34
まずは試しに120番位のペーパー(紙やすり)で試しに削ってみました。ペーパーはペーパーホルダーに挟むと削りやすいですよ。撮りためたアメトークを見ながら2時間ほどヘッド部分を削ってみました。久々にヤスリがけ日記っぽくなって参りましたな。

2015-06-27 17.55.16

ところが粉はそれなりに出るんだけど、全然削れた雰囲気がしねえよ。一体何時間かかるんだか…無理ゲーじゃねぇ? ↓時間の成果がこれだぜおい。うおー、電気の力をくれー。

2015-06-27 20.03.55

ちなみに余分な肉がつきすぎている部分は、ノコギリで削り取ってしまうのも有効です。固定治具と一体化しちゃってる部分とかもそう。エポキシ樹脂がまだ完全に固まらないうちに、まずはノコギリやなどの荒削りをすると後の作業が楽っすよ。

2015-06-28 11.22.51
のこぎりはフツーの木工用や樹脂用で大丈夫です。固まり始めて数時間は飴細工程度の硬さですから。ただし削りすぎには注意してください。

2015-06-28 18.42.58

貸し工房でグラインダー

2015-07-04 10.52.25

これは絶対に電気の力が必要だ!! というわけで次にディスクグラインダーを試してみました。ところが使ったことがある方ご存知の通り、ディスクグラインダーはヤケクソにうるさいので、マンションではちょっと使うことができません。

2015-07-04 10.43.08

そこで自宅近くの貸し工房を検索し、1番近そうな木工の貸し工房に行って削ってみました。この工房では1時間で1,800円位、2時間ほど作業しました。

2015-07-04 12.09.08

ディスクグラインダーと研磨ディスクは持ち込みです。やけくそにうるさくても気兼ねしなくていいので、作業をガンガン進められます。全身粉まみれで、わらび餅みたいになるけどな!

2015-07-04 11.05.22
研磨ディスクはFRP用がいい削れ具合でした。FRPサンダーの#36で出っ張りを削った後、#60で軽く平らにならす感じだったかと。

もちろんディスクグラインダーでは細かい仕上げはできないので、あくまで荒削りだけです。それでもだいぶ完成が見えるようになりました。ビバ電気。もっともここから先がまた長いんですけど…ちなみに緑の部分は、竹の表面を削らないようにプラバンやダンボール、養生テープを巻いてあります。

2015-07-04 12.09.11

電動ボール盤+フレキシブルシャフト

ディスクグラインダーで細かい仕上げは出来ないけど、ここからの作業も電気の力は必要だっすね。我が家でいちばん静かな電動工具と言えば、電動ボール盤。これにフレキシブルシャフトを取り付けて削ることを思いつきました。

2015-07-25 18.14.06

フレキシブルシャフトがあれば、研磨ディスクの角度を変えることができるって便利ですよね。今回購入したのはこれ。

研磨ディスクはFRP用を最初に使いましたが・・・
2015-08-02 10.06.07

コーナー部分はすみっこサンダーの丸みを帯びた側面が、とても使いやすいです。これマジ便利。

2015-08-02 12.06.07

すみっこサンダーは木工用の #80と#120を使いました、たぶん。

研磨ディスクのフレキシブルシャフトの取り付けは、下図のようなアーバーという金具を使います。

2015-07-25 18.18.33

上の写真は先端部のネジが出っ張っててフレームに当たるので、↓このアーバーを使いました。先端がフラットなのでフレームに当たらず、大変具合がよろしいです。ただしディスク交換の時はフレキシブルシャフトから外す必要があるけど。

ひととおり荒削りすると、どうしても樹脂が回っていなかったり隙間が空いている部分がありますねー。その部分はもう一度樹脂で埋めることにしました。
次回は再びエポキシ樹脂による成形作業を紹介します。この製作記、いつ終わるかな・・・

次の記事↓

竹フレーム自転車の欠けた部分を穴埋め成形したよ。 Bamboobee 組み立て7回目
なかなか終わらない竹フレーム自転車 自作キットのBamboobee製作記。今回はおおまかにヤスリがけをしたフレームの欠けた部分を埋めていきま...
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. 納豆ラーメン より:

    更新待ってましたっ!ブログ毎回参考になります!
    エポキシ強度すごいですね(笑)まぁ丈夫ですからうれしいんですけど(=´ー`)
    日本の竹自転車乗っている方でサイクリングいきたいですねぇ。
    次のブログ楽しみにしてますッッ!

  2. utsuki より:

    おまたせしました! 怒濤の年末年始が終わったので、今月はもうちょっと更新します・・・
    竹で大丈夫?と最初は自分も思ってたんですけど、けっこう丈夫そうですよ。

  3. vitroid より:

    同じキットを購入した者です.

    気分的には,フレームが完成したら8合目なんですが,実際にはこの先,部品を組み付けていく過程でさらにいろいろ困難があります.ブレーキの位置が合わなかったり,ディスクブレーキ用の治具がゆがんでいたり,車軸がすこし振っていてホイールがフレームと干渉したり….(私の場合は上の記事のようにロープを削らずワイルドなままで作業を進めたせいで,干渉する部分がおおかったということもありますが.) それをどう解決するか考えるのも自作自転車の楽しい点だと思いました.続きを楽しみにしています.

    ところで,キットにホイールはついていましたか? 私の場合はホイールは含まれていなかったので,キットの部品だけでは自転車になりませんでした.

    • utsuki より:

      おおっ、コメントありがとうございます。
      自分はフレームキットだけ買ったので、ホイールは馴染みのショップで組んでもらいました。自分のものも細かいトラブルが色々ありましたが、それも含めて楽しいですね。あまり時間が開かないうちに続きを書きますね。

utsuki へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください